保守主義の哲学---ピケティのr>g式に対する世間の馬鹿騒ぎの真相を見極めよ! [政治]
※ これは≪平成27年3月19日付≫の下記コメント欄よりブログ本文へUPしたものです。
【中川八洋掲示板】更新情報
〔平成27年3月16日付〕
“プーチン皇帝の臣下”メルケルと日独伊三国同盟を演出した「黄色い猿」安倍晋三の外交醜態
⇒http://nakagawayatsuhiro.hatenablog.com/
〔平成27年3月11日付〕
“八百長”ヘイトスピーチを操る背後の巨大組織は誰? ──“日本解体の悪法”「人種差別撤廃基本法」制定を狙う大道芸
⇒http://nakagawayatsuhiro.hatenablog.com/entry/2015/03/11/123937
〔【中川八洋掲示板】記事一覧〕
⇒http://nakagawayatsuhiro.hatenablog.com/archive
皆様、更新情報提供が遅くなり、申し訳ありません。
理由は、私事ですが、読書集中期、小論論考・執筆中は、気が散るのでインターネットは開かないことにしているためです。
そのような期間中には、申し訳ありませんが、読者の皆様の方でも、中川八洋先生の掲示板をRSS登録するなどして、進んでお読み頂きます様お願い申し上げます。
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ところで、巷で、r>g式が大げさに騒がれているが、その真の理由は簡単明瞭である。
r>gが(その統計データの取り扱いの信憑性も含めて)どれほどの意味を持っているにせよ、大騒ぎされているのは、この理論式がマルクスの歴史信仰(=史的唯物論という歴史の発展法則)の予言の一部に理論的説明を与えているように錯覚するからであり、マルクス主義狂信者の運動の目的・意味を肯定・促進するかに思い込み、彼らが馬鹿騒ぎしている(その種を撒いている)のである。
すなわち、マルクスによる「社会主義の到来」の予言に関するする歴史信仰ドグマである、
「人間の意識がその存在を規定するのではなく、むしろ、人間の社会的存在こそがその意識を規定する」
とか
「労働生産性の増大の傾向は、階級間の社会的諸関係の領域で、より多くの富をますます少数者の手に蓄積せざるを得ない」
(→ここに、ピケティがr>gの経済理論的説明を(とうとう)与えた!というわけで、馬鹿騒ぎしているのである。)
さらに、マルクスの予言の次の段階では、
「社会は支配する少数のブルジョワジーと搾取される大多数の労働者階級を除けば、爾余の全階級は消滅するか無意義なものとならざるを得ず、2つの階級間で高まる緊張は社会革命へ至らざるを得ない」
とされる(=決めつける)。
だが、実際にはこの第二段階の予言、「爾余の全階級は消滅する」根拠は「歴史信仰」自体には全くないから、革命運動家が運動によってマルクスを支援する必要が生じるのである。
そういうわけで、左翼・極左運動家が、国民(国家・社会)をマルクス主義歴信仰に合わせるように、宣伝・扇動する。
極端に言えば、オウム真理教の予言「アルマゲドン」と「地下鉄サリン事件の実行」の関係だと言ってよい。
それはともかく、要するにブルジョワジー以外の日本国民のすべてをプロレタリアートというアトム(=平等で属性なき根無し草的「個」人)に分解する運動、あるいは「資本主義社会の自己破裂の苦しみを事前に緩和する」ための、革命家(あるいは左翼政府の成立)による経済と中間組織の破壊運動(=予言を予言に見せるための下ごしらえする運動)を熱狂的に推進するのである。
例えば、その運動は、
「大企業(資本家)に強度の累進課税をかけよ!」、
「資本主義大国である米国を日本から追い出せ!」ゆえに「米軍基地反対!」
「(ロシア・中共・北朝鮮)の日本侵略を妨げる自衛権の行使反対!」
「私的所有の廃止・強奪!/相続の廃止・重い相続税!」
「国家財政破綻(=実際には、これは福祉国家・ケインズ政策という社会主義政策による破綻なのであるが、責任を資本主義に転嫁して)資本主義の内部からの破裂(崩壊)!」
「産業の国有化」(東電の巨額賠償による破綻・国有化論など!)
「労働者間の競争排除、賃上げ要求」
「農業の産業軍化(農林水産省・JA全中の農業統制、TPPの合意・締結妨害」
「(出生率向上政策なき)少子化(=亡国前提)政策」
「子供の教育の社会化(=家・家族・家庭教育の破壊と放棄)」
「男女平等社会実現!」(人間のアトム化)
「男女の性差なしの中性人間の増産(ジェンダーフリー)!」(同上)
「女性の結婚・主婦・出産を悪とみなす、自然の摂理への反逆と思い上がり」
「夫婦別姓(=親子・兄弟姉妹別姓=家族の廃止!)」
「原発再稼働反対!運動(=日本経済破壊運動)」
・・・ ・・・等々として展開されているが、日本国の場合、その他にも枚挙にいとまがない。
自民党(政権)もこれらの政策に進んで加担している(→実態は、完全な「社会主義政策」政党である!)
さらに、マルクスの予言の最終段階では
「労働者がブルジョワジーに勝利した後、一階級からなる社会である無階級社会、すなわち社会主義(社会)が出現する」
と結論される。
そして、そこでの「進歩した人間の姿」とは、
「各人はその能力に応じて、各人にはその必要に応じて」
「(社会主義)社会によって、共同的かつ計画的に経営される工業は、諸素質があらゆる方向へ発展した、生産の全体系を見渡せる状態にある(平等あるいは同一)人間を、完全に前提する」
(→必要なのは完成された万能で平等な人間のみであり、その他の不完全な人間は歴史法則の発展過程で消去されるという意味。)
と予言されている。
さて、このマルクス主義の途方もない歴史信仰(歴史の発展法則)の予言の真偽、つまり、そもそも歴史法則(史的唯物論なる法則)が存在するのかという問題に関する論駁(=矛盾の論理的指摘)は、これまで多くの学者によってなされてきたが、すべて不十分だから、ピケティの如き、社会主義信仰の亡霊的経済学者を、次から次へと復活させるのだと思われる。
そこで私は、現在、マルクやヘーゲルの哲学以前の(政治)哲学・道徳哲学理論によって、全く別の観点(手法)でマルクスの歴史信仰の根本に潜む矛盾を指摘するある素朴な着想を得た。
このマルクス歴史信仰を永眠させるための、ブログ記事の論考と執筆作業に今取り組んでいるため、上記に述べたように中川先生のブログ更新情報の提供が遅延したのである。
が、読者の皆様にはどうか、綿密な論理構築の必要ため、ブログ掲載まで、もうしばらく時間を頂きたいと思う。
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【中川八洋 筑波大学名誉教授 公式ブログ】
必ず読みましょう(自由主義者の義務!)。
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【私〔=ブログ作成者〕のホームページ】(も読んでね!)
【私〔=ブログ作成者〕のブログ】
私〔=ブログ作成者〕の以下のブログ記事(も読んでね!)
『美徳冊子2』
『美徳冊子2』(付録1)
→(経済)ナショナリストを自称する国家官僚、中野剛志の思想の害毒
→日本国万世一系の皇統(皇室)は日本国の揺るがぬ国制(国法)でありその守護(護持)は日本国民の永続的繁栄のための義務である
【“真正の狂人”J・J・ルソーの正体(真像)---世界の常識---を知れ!】
【フェミニズム思想の禍毒についての正しい知識と防疫手段(=保守主義の哲学)を身に付けよ!】
【共産主義の真像は人間性抹殺を礼讃する死の宗教(:ベルジャーエフ)---彼らのオモテの顔の(死への)微笑み・(狂気の)甘言に決して騙されてはならない!】
【大東亜戦争の真実の探求】
→近衛文麿【共産主義政権】が主導した大東亜戦争の真実(第1回)
→近衛文麿【共産主義政権】が主導した大東亜戦争の真実(第二回)
→近衛文麿【共産主義政権】が主導した大東亜戦争の真実(第三回)
→近衛文麿【共産主義政権】が主導した大東亜戦争の真実(第四回)
→近衛文麿【共産主義政権】が主導した大東亜戦争の真実(第五回:最終回)
→近衛文麿【共産主義政権】が主導した大東亜戦争の真実(第六回:補足回)
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→国民を権利の侵害から保護するのは法と美徳(道徳)のみである!
→侵略行為と自衛行為を区別しない抽象語「戦争」ってなんだろうか?
以上。
≪平成27年4月3日≫
【中川八洋掲示板】更新情報
第4回「特別ゼミ」の報告について
”不平等(差別)の復権──ルソーを排撃(殲滅)せずば、不可避な日本国の自壊── ”
→http://nakagawayatsuhiro.hatenablog.com/
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私も中川八洋筑波大学名誉教授(以下中川先生)の上記の第四回ゼミに参加してきました。
【掲示板】でのゼミ報告では、講義の要旨が、紙幅の都合上、簡単なまとめ報告のみとなっていますが、実際の中川先生の講義内容は驚くほど濃密で、深淵な叡智に満ちていて、配布資料も真正の保守主義の本質のみを記述した世界(=現在の、ではなく世界史上の、です)第一級の学者の学術的成果の内容となっています。
ですが、ゼミの講義の形式は、静かに淡々と中川先生が真なる保守主義の政治哲学(思想)その他を講義されるのを聴講し、講義の最後に受講生が、中川先生にランダムに質問をするという、極めて静寂な形式です。
このように、講義の内容は、保守主義の本質のみからなる”白熱内容”そのものですが、ゼミ形式(運営)は極めて静寂な紳士的雰囲気の中で行われています。
どこかのテレビドラマの物語ように、地下室の暗闇の中で、蝋燭の薄い光の中で、どこかの大学の首席卒業者が、自己の秀才性やエリート的地位の自己満足を、皮肉交じりに惚気合う類の劣悪な危険な人物の集まりでは決してありません。
いわんや、教授が「私はなぜ人を殺してはいけないのか?レポートにまとめるまで、外に出さない!」と絶叫するようなドラマの「狂気」などとは、180度真逆の、全く無縁の、ものです。
但し、そうはいっても、(私の個人的意見ですが、)中川先生のゼミを、NHKや朝日新聞(TV)が大好きな、マイケル・サンデルやトマ・ピケティーの「白熱教室」、あるいは池上彰のくだらぬニュース解説、いわゆる「天才?クイズ王」番組、さらには東大法学部の左翼・極左教授らの幼稚な真実歪曲ゼミ等々と比較されたくはありません。
中川ゼミとこれらのテレビ番組・大学ゼミ等とを同レベルで比較することは「笑止千万」であり、後者は前者に比して、「”個人の真に善き人生”にとってほとんど役に立たず、無意味」、「内容の真実性に関して、天と地の差異、180度真逆」であるという真実だけは明言しておきたいと思います。
これら両者を、同次元・同レベルで比較するのは、前提条件を取り違えた馬鹿馬鹿しい寝言(空言)と言えます。
それはさておき、中川先生の講義内容は、私のブログでも、今後どんどん盛り込んで読者の皆様にお伝えして、共有していきたいと考えています。
最後にゼミ資料の中から一か所だけ抜粋しておきます。
ベルジャーエフ曰く、
「(共産主義・社会主義の)諸君の第一の、もっともおそろしい嘘は、諸君の無信仰、無神であり、生命の精神的原理に対する諸君の裏切りであり、生命の宗教的源泉からの諸君の断絶である。
諸君は平等を熱狂的に渇望しているが、それは存在とすべてその冨と価値を根絶させることであり、神的世界を掠奪し、世界のすべての偉大なるものを滅亡させようとする渇望であった。
・・・革命精神の中には、自由と兄弟愛(=博愛)があったためしはない。
・・・諸君の平等の革命は無神論であり、世界的生命の意味を否定するものである。それ(=平等)はより良き高級生命(=精神的生命)の創造ではなく、存在のすべての冨の破壊と低減をもたらすものである。」
(ベルジャーエフ『不平等の哲学(→邦訳名:霊的終末論)』)
以上。
by BURKE_REVIVAL_IN_JAPAN (2015-04-03 07:59)
≪平成27年4月13日≫
【中川八洋掲示板】更新情報
“プーチンの対オバマ核恫喝は、北海道侵攻のシグナル ──非難声明を出さなかった安倍晋三は、“プーチンの犬”以下の、 日本に亡国を齎す疫病神”
→ http://nakagawayatsuhiro.hatenablog.com/entry/2015/04/10/160911
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自由主義社会の国家(政府)の役割(政策)について、
(ハイエクの師であり、ノーベル文学哲学賞受賞確実であったが、ソ連に政治的に妨害されて未受賞となった、と当時の世界中の誰もが確信したし、事実でもあろう)
カール・R・ポパー曰く、
「私が国家に要求するものは保護であり、私自身に対してばかりでなく、他人に対しても同様である。私は私自身の自由および他の人々の自由の保護を要求する。私は腕力が強いとか強力な銃をもつとかする者のなすがままに任せて生きたくはない。換言すると、私は他人の攻撃からの保護を望む。私は攻撃と防御の相違が認められ、防御が国家の組織的な力によって援助されることを望む
〔防御とは現状の防御であり、提案される原則は次のとおりである---現状は暴力的手段によって変更されるべきではなく、修正のための合法的な手続きが無い場合を除いて、法に従い妥協と調停によってのみ変更されるべきである〕。
私は自分の自由に何らかの制限をすることが必要なのを知っているから、残りの自由の保護が得られるならば、自分自身の行動の自由が国家によって幾分縮小されることには全く覚悟ができている。例えば、国家がいかなる攻撃に対する防御をも援助することを私に望むならば、私は自分の攻撃の<自由>を放棄しなければならない。だが私は国家の根本的目的を忘れるべきではないと要求する。それは他の市民に害を与えない限りでの自由を保護することである。
こうして私は、国家が市民の自由を可能な限り平等に制限しなければならないこと、また自由の平等な制限を実現するのに要する以上に制限してはならないと要求するのである。」(ポパー『開かれた社会とその敵「第一部プラトンの呪文」』未来社、117頁)
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もし、日本国の国家官僚
(のうち、特に、外務・警察・財務・文部科学・防衛省)
に正常なエリート意識が、微塵なりとも残っているならば、あるいはそういう真のエリートが若干数でも存在しているならば、
プラトンやルソーやヘーゲルやマルクスやフーコーのような文明人に対する<超悪性病原菌思想>を読むのではなく、
バーク、ハミルトン、ハイエク、コーク、キケロ、ポパー、アクトン、トクヴィル、ヒュームなどの“正統なな保守(自由)主義思想”を頭に暗誦するほどに読むべきであろう。
現在の馬鹿で間抜けな頭脳と知識しかない、閣僚も政治家も、読もうとする努力ぐらいはしてはどうか。
おそらく、左翼思想汚染(洗脳)のために、読んでも全く理解できないだろうが・・・。
ちなみに、現在の「霞が関官僚」の必読書がフーコー著『狂気の歴史』だという。
この実態こそ真の狂気ではないか?
この国家官僚の腐敗状況をこのまま放置すれば、日本国の滅亡は時間の問題であろう。
私は上記図書群(左翼も保守主義も)の理論を概ねすべて理解している(暗誦している)つもりなので、腐敗官僚の<祖国滅亡主義>を断固として攻撃し、阻止し続けていくつもりである。
以上。
by BURKE_REVIVAL_IN_JAPAN (2015-04-13 08:03)
≪平成27年4月16日≫
最近の産経新聞記事の醜悪な内容について一言。
【正論(???)】中国の金融野心と参加国の策略 評論家・西尾幹二
→http://www.sankei.com/world/news/150416/wor1504160018-n1.html
西尾幹事は言う、
「(前略)
≪日本の本当の隣国は米国だ≫
それなら英国が率先したのはなぜか。英国が外交と情報力以外にない弱い国になったからである。
英米はつねに利害の一致する兄弟国ではなく、1939年まで日本人も「英米可分」と考えていた。
第二次大戦もそれ以降も、英国は米国を利用してドイツとロシアを抑止する戦略国家だった。今また何か企(たくら)んでいる。
中国はばか力があるように見えるが直接英国に危害を及ぼしそうにない。
その中国を取り込み、操って政治的にロシアを牽制し、日本と米国の経済的パワーをそぐ。これは独仏も同じである。日本が大陸の大国と事を構えて手傷を負うのはむしろ望むところである。
AIIBは仮にうまくいかなくても巨額は動く。欧州諸国の巧妙な策略である。
第3に中国と韓国は果たして日本の隣国か、という疑問を述べておく。地理的には隣国でも歴史はそうはいえない。
隣国と上手に和解したドイツを引き合いに日本を非難する向きに言っておくが、ドイツが戦後一貫して気にかけ、頭が上がらなかった相手はフランスだった。それが「マルクの忍耐」を生んでEU成立にこぎ着けた。
それなら同様に戦後一貫して日本が気兼ねし、頭が上がらなかったのはどの国だったろうか。
中国・韓国ではない。アメリカである。ドイツにとってのフランスは日本にとっては戦勝国アメリカである。日本にとっての中国・韓国はドイツにとってはロシアとポーランドである。その位置づけが至当である。こう考えれば、日米の隣国関係は独仏関係以上に成功を収めているので、日本にとって隣国との和解問題はもはや存在しないといってよいのである。」
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私が感じるに、平成27年に入ってからの産経新聞の記事は(ここでの議論はWeb版に限定する。)読むに堪えないほど低劣になった。
産経新聞は「従軍慰安婦の虚偽虚偽」などについて、朝日新聞を(これのには正当にも)批判するが、それでは、産経新聞自身の記事の多くが朝日新聞の記事以上に「真実に関する質」とそれに基づく「論証力」が高いと言えるだろうか?
私は全くそう思わない。
同レベルかそれ以下であろう(特に今年に入ってからの記事はその程度・傾向がさらに悪化していると感じる)。
例えば上記の西尾幹二の記事の引用部だけをとっても、すべての記述が事実でも真実でも何でもなく(少なくとも何の裏付けの論証もない!ままの)、単なる西尾幹事個人の「妄想」「思いこみ」(一部は意図的虚偽。)の域を出ない愚論であろう。
例えば、第二次世界大戦を始めたヒットラーの国家社会主義のドイツ、戦前・戦後冷戦期のレーニン/スターリンのロシア共主義(ソ連)は「悪の帝国」であったから、英米がドイツとロシアを抑止してきたのは当然(=人類の良識であった)であろう。
また、英国の中共のAIIBへの参加決定意思が、なぜ「日本と米国の経済的パワーをそぐ」ことだと言えるのか。
日本国、米国の「AIIBへの参加決定」主権国家の意思によるのであり、は英国の参加意思に依存しない。
上記の西尾の論理は日米が「AIIBに参加しなかった」という事後における、こじつけた出鱈目論(=英国悪徳国家論)と言える。
この引用部だけでもその他多くの妄想と出鱈目があるが、ここでは紙幅上割愛する。
最後に、この引用部から伺える、西尾の思想は明瞭であるからそれだけ述べておく。
西尾幹二とは、「反英、反米、嫌中共、嫌韓」&「親露、親独、準親仏」という畸形の思想の重病人だ、ということである。
この帰結として、西尾の思想は日本国を亡国に至らしめる反日(反日本民族)に堕している。
以上。
by BURKE_REVIVAL_IN_JAPAN (2015-04-16 08:13)
≪平成27年4月16日【補足・修正】≫
【誤記修正】
(1)日本国、米国の「AIIBへの参加決定」主権国家の意思・・・
→日本国、米国の「AIIBへの参加決定」は、主権国家の意思・・・
【補足】
(2)西尾幹二とは、「反英、反米、嫌中共、嫌韓」&「親露、親独、準親仏」という畸形の思想の重病人だ、・・・
→西尾幹二とは、「反英、反米、嫌中共(の装い)、嫌韓」&「親露、親独、準親仏」という畸形の思想の重病人だ、・・・
( 但し、西尾の思想は、歴史の時間軸が分裂症的、観念世界と現実世界の区別が不明瞭なので、この引用部で西尾が抱いている親独・準親仏的感情が、現在の<または過去の>、あるいは実在の<または思想・観念上の>どの独国・仏国なのかは明確に断定できないことを補足しておく。
少なくとも言えることは、このような人物の愚論を【正論】として掲載する、雑誌や新聞等は、読む価値が乏しい<=害悪極まる>ものだ、という判断根拠・選定基準となるということである。)
by BURKE_REVIVAL_IN_JAPAN (2015-04-16 09:23)
≪平成27年4月17日≫
【中川八洋掲示板】更新情報
”「農村コミューン主義」革命家に心酔する“戦争狂の狂人”西尾幹二──“歴史の偽造屋”西尾幹二の妄言狂史(19) ”
→http://nakagawayatsuhiro.hatenablog.com/entry/2015/04/16/134757
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(言うまでもなく)必ず読みましょう。
日本国(天皇・皇室)・日本国民の歴史とは、古代から現在までの連続する、世襲かつ時効の、”祖先と我々の世代とこれから生まれてくる子孫との共同連合体”である。
自国のある時代の、ある世代の不名誉な行為を事実として認め、卑下するのではなく正しく自省し、そのことから、自国の現在から未来へ至る永続的繁栄・自由秩序のための美徳と叡智を引き出すならば、それは自国(という共同連続体)の歴史・国民(民族)の否定ではなく、肯定である。
また、そうすることは、自国・自国民に対する自虐心や屈辱心なのではなく、自国に対する尊敬と誇りと名誉心から自然に発する感情なのである。
だから、良識ある日本国民は、我われと共に”歴史”に対して正しく謙虚な姿勢で臨むように心がけようではないか。
最後に、バークの言葉に静かに謹んで耳を傾けてみよう。
バーク曰く、
「貴方がた(フランス国民)から見て貴国の先代は大した栄光を示さなかったとしても、その先代を通り越して、それ以前の御先祖たちに御自分の主張の根拠を求めることもでき・・・そうした御先祖を畏れの心を以てひたすら愛していたならば、貴方がたの想像力は、昨今の野蛮な行動など及びもつかぬ水準の徳と叡智をかれら(御祖先)の中に認識したことでしょう。
そして、自ら模倣したいと願った実例と一緒に、貴方がたも高められたことでしょう。
父祖を尊敬することによって貴方がたは自らに対する尊敬をも教えられたでしょう。」(バーク『フランス革命の省察』、みすず書房、46~47頁)
以上。
by BURKE_REVIVAL_IN_JAPAN (2015-04-17 07:36)
最も安倍も小林よしのりも同じ穴の狢なのは分かっていた。
既に反米保守である三橋貴明、中野剛志、堤未香あたりから見ると親米左翼にどちらも見えます。
反米保守なら日米安保条約の破棄、日露安保条約の制定、ロシア&イランの連携、TPP&AIIBの参加反対ですからね。
AIIBやTPPはどちらもイスラエル資本やISD条項が関わっておりAIIBにはイスラエル、サウジアラビア、トルコが参加して、ウクライナも参加検討の噂があります。
by 親露保守の必要性 (2015-04-28 17:39)
親露保守の必要性 様
貴重なご意見、ありがとうございます。
私、今次の小論を書いておりますが、少し読書・研究しすぎて、内容をコンパクトに取りまとめるのに手間取っておりましたが、ようやくゴールデンウィーク中には公開できる見込みが立ち、現在、鋭意努力しているところです。
その中で、三橋貴明、中野剛志、堤美香のいう「親露保守」には直接触れる気もございませんが、自由主義のの基本原理を示す予定なので、それを理解頂ければ、「親露必要性」などは、全く皆無であるどころか、有害無益であることが示せると思います。
ちなみに、今仕上げ中の小論の内容は、今までにない程度に、特に左翼・極左思想に対して、かなり≪強烈な反撃内容≫
(その意味は、公開したブログを貴殿が読んで確かめてください。今は言えません。)≫ですので、乞うご期待とだけ申し上げておきます。
少なくとも、次回小論を読んで頂ければ、「親露保守」の必要性など跡形もなく吹き飛ぶでしょうし、日本国民のほとんど誰もが、そのような思想を狂気の愚かしい思想だと一層理解するようになると信じています。
最後に、安倍首相 様、
首相の、「日米同盟(関係)の決定的重要性」という理念は全く正しく、日本国民の国益であり、日本国の自由・安全・繁栄の永続性をもたらす基盤理念ですので、自信をもって訪米を有益なものとして来てください。
以上。
by BURKE_REVIVAL_IN_JAPAN (2015-04-30 06:28)