保守主義の哲学-----最高裁判所は「性同一性障害特例法の手術要件」の主旨と、それが多くの当事者に与えている恩恵・保護を軽視すべきではない。 [政治]
(実際の、「X」サイトは 、こちらを参照 ↓)
そもそも、当事者はその耐えがたい身体違和により手術を望むのであって、断種手術ではありません。
— 性同一性障害特例法を守る会 (@GidTokurei) September 1, 2023
法的性別を変えたいから手術するのでなく、望んで受けた後に生活のために戸籍の性別を変えるのです。(1/n)
(1)性同一性障害の当事者は、耐えがたい(心と)身体(との)違和により(身体を心に整合させる)手術を望むのであり、法的性別を変えたいから手術するのでない。戸籍の性別変更は、その後の話である。手術の目的と、性別変更の順序・本末を「転倒」しないで欲しい。
(2)(手術後に)法的な(戸籍の)性別を変更した当事者は、「手術要件があるからこそ社会から信頼される根拠になっている」と実感し、公に主張している。つまり、当事者は「手術要件」あってこそ、堂々と「性別変更した」と実感できる。手術要件がなくなれば、こうした多くの人々の「実感」を毀損する恐れがある。
(3)(2)の実感によって、「手術要件を設けた性同一性障害特例法そのものが差別解消を促した」。「差別解消!」と叫んだり定義不明な差別に制裁を科して、「手術要件を撤廃する」ことは、解消した差別感を再燃させる可能性が高い。
(4)当事者は基本的に当事者であることを知られることを望まない(=一見、その声は小さく見えるかもしれない)。だからといって、(特定イデオロギーの)活動家のように顔出しでする社会への発信が、性的少数者を代表する声だとは決して思わないで欲しい。制約のある小さな声であっても、(多数の当事者の)貴重な声をきちんと、正当に聞いて欲しい。
(5)ガイドラインから逸脱した診断や医療(一日診断など)が存在する。そのような状況下で、戸籍上の性別変更から手術要件を撤廃すれば、何が起こるか。想像してみてください。また、術後の当事者の実態調査がまるでない(されていない)のに、手術要件の撤廃など不用意にできる(してよい)のでしょうか?
等。
これが、「活動家」ではない、多くの当事者の「真の声」である。
産経新聞の過去記事。
関連 ツイッターサイト自民女性守る議連、性別変更に手術要件維持を 法相に声明提出https://t.co/V2yY4bG3yK
— 産経ニュース (@Sankei_news) September 8, 2023
議連共同代表の山谷えり子元拉致問題担当相は「欧米では自分が思えば男性でも女性でもなれるということで、社会の混乱、分断、対立が起きている。先行する国々の実態調査をしてもらいたい」と述べた。
⇒(20) #手術要件の撤廃に反対します - Search / X (twitter.com)
【主張】>手術を受けて生活上の性別を変えて、社会に適合して安定して暮らしている人が多数いる。その人たちにとっては公的書類の性別が食い違っていること、法的には同性同士となるために結婚できないことなど、大きな生活上の支障がある。それをどうにかしよう。
— 性同一性障害特例法を守る会 (@GidTokurei) October 2, 2023
>という意図で作られた法律なのです。
>実際私たち「性同一性障害者」は、自ら望んで手術を受ける人々です。自分の性器に対する違和、嫌悪から、進んでそれを手術という手段によって解消しようとする者です。
>けして「戸籍の性別を変えたいから、手術する」というようなものではありませんし、戸籍変更が「手術のご褒美」であるかのような言説には「当事者の心を侮辱するもの」だと反論・抗議したいです。
著書紹介 下記は、エドマンド・バーク『フランス革命の省察』を私が邦訳したものです。 バーク哲学は「保守主義の理論」なので、各種メディアやSNSで言論活動する保守派の人々にとっては、自己の言論の「理論武装化」に大いに役立ちます。 ゆえに、多くの方々に読んで頂きたいと思います。 “ That, when the choice is well made , it strengthens, instead of oppressing our intellect . That he who calls in the aid of an equal understanding doubles his own. He who profits of a superior understanding raises his powers to a level with the height of the superior understanding he unites with .” ----- Edmund Burke. |
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